2009年08月26日

短歌 抜粋6

こじつけば別れの理由さまざまで愛の深さも愛の重さも

願わくば君の呪縛を解かれたし幾重に絡む粘着の紐

いいかげん解放してよ粘々と君の呪縛は粘着性で

守られた人にないもの持っている例えば強さ例えば自由

除湿機で吸われてしまえこの部屋に漂っている湿った感情

基軸なる感情線に触れぬようころころ遊べ吾手の平で

頬杖とため息ひとつまた君は独りの世界逃げ込んでゆく

その人の赤いルージュがぺらぺらとわたしの知らぬあなたを語り

罪ひとつ過去に葬りもう二度と許されぬ恋しないと誓い

浅漬けのきゅうりほうばる音だけが侘しく響く独りの食卓

異なった縦と横糸絡め合い織り成す彩は夫婦に似たり  

ジャンプ傘ぱっと開いた瞬間に広がる君の家庭の空気

うがいする水に混じって転がった君に言えない言葉の欠片

posted by ヒロ at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌 抜粋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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