2009年11月03日

短歌 

        恋に恋う夢かうつつか判らずも

                  愛しき人を求めてやまず


        愛ひとつ終わった途端目の前が

                  白銀の如く明るく光り


        一日がなんとなく過ぎてゆく

                  これが幸せなのかも知れず


        今はまだ心の中で密やかに

                  芽生えた想い片隅に置き


        ほどほどでいいと思えば幸せに

                  思えてもくる高望みせず


        若き人行く先案じ老人は

                  来た道悔やみ人生の道


        恋破れ恋の日記を閉じる時

                  紅きもみじ葉しおりに挿み


        ぽっかりと心に隙間できたけど

                  余裕できたと強がってみせ


        淋しさに耐え切れなくて優しげな

                  君の心をノックしてみる


        目の前を通り過ぎてく寿司のよに

                  幸せくるくる取りそこなわず


        この想い届かぬ夢と諦めて

                  口に出さねば傷つきもせず


        たかが恋されど惑わす吾こころ

                  恋に喜び恋に苦しみ

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2009年10月07日

短歌

           風が泣く ヒュルヒュルヒュルと声を立て

                        誰にも言えぬ 思いを胸に



          言葉にも 詩にも詠まず我が想い

                        深き落ち葉の 下に埋めて



          秋が逝き 恋を語らう人もなく

                        やがてひとひら 雪が舞い落ち



          恋愛に 駆け引きなんていらないと

                         思う私は 好きしか言えず



          この想い 黄色信号行きあたり

                         行こか止まろか 迷いに迷い



          淋しさを 紛らすために恋をして

                        ひと時の夢 願うも虚し
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2009年04月09日

             春霞 朧に映す 君の胸

                     移ろう心 見えて隠れて



             人生の 夢幻泡影悟れども

                     尚求めるは 空蝉の君



             カラフルに 花の咲きたる春弥生

                     赤白黄色 色鮮やかに



             泥水を 吸って咲きたる蓮の花

                     泥に染まらず 華麗に咲きぬ



             深き闇 自分自身を映し出す

                     見えない自分 気付かぬ心



             わたくしの 想いを乗せた花びらが

                     ひらりはらりと 春風に乗り



             夕暮れに 哀しくカラス カアカアと

                     七つの子供 捜して鳴きぬ



             あちこちで 蜜を集めしミツバチに

                     罪なるものは ないのだろうか



             抱かれずも 構わぬ愛があることを

                     思うわたしと 思わぬ貴方



             清楚なる 白百合さえも隠し持つ

                     オレンジの媚粉 ジェラシーと言う
posted by ヒロ at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

短歌

          きっぱりと 線を引くよな終わり方

                  する仲じゃない 謝りたくて



          孤独とは 自分が創る世界だと

                  気付けど尚も 人を拒みて



          花便り ピンクの封筒愛添えて

                  君の元へと 届けましょうか



          この先は 時の流れに逆らわず

                  生きて行くのも いいかと思い



          愛のない セックスなどはしたくない

                  意思を貫き 今宵も独り



          重ねたき 想いあれどもすれ違う

                  片恋哀し 花いちもんめ
posted by ヒロ at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

          たらの芽を 買ってみましたいち早く

                   春の香りを 味わいたくて



          雪やなぎ 風になびいて春を呼ぶ
 
                   白い妖精 ひらひら散って



          荒れ果てた 廃屋の片隅 ひっそりと

                   水仙の花 今年も咲いて



          庭に咲く 花々たちをうらやまず

                   ひそかにそっと 野スミレ咲いて



          不意打ちに 沈丁花の香漂って

                   頭の中を あの日がよぎり



          真夜中も 漂わせてる惜しげなく

                   沈丁花の香 妖しく甘く



          菜の花と 競うが如くたんぽぽの

                   黄色鮮やか あちらこちらに



          いつの間に 野原一面春の色

                   たんぽぽスミレ れんげカタバミ



          ウグイスの 鳴き声真似て口笛を

                   吹いて山道 足取り軽く



          たんぽぽの 綿毛にそっと息をかけ

                   わたしの心と 一緒に飛ばそう
posted by ヒロ at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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