2008年06月01日

花短歌


        野に一輪 密かにそっと咲いていた

               なのに手折りた 君に罪あり

 
        うなだれた 一輪挿しのガーベラの   
     
               姿哀しく 我に重ねて


        石垣の 隙間に咲きし雑草の

               見習いたくあり 生への執着 


        花終わり 枯れゆく命 その脇に

               新しき命 小さく育ち


        野辺に咲く 野菊摘もうか摘むまいか

               悩んでやめた やはり野にあれ


        片隅に 密かにそっと咲く花に

               気付かないのか 気付かぬ振りか


        太陽を ただ追いかける一途さが

               吾と似ている 向日葵の恋


        どっしりと 自然の中に身を置いて

               一喜一憂 過ごす人生


        欲しいのは 百万本の薔薇じゃなく
   
               言の葉ひとつ ただ好きだよと


        野辺の花 暦持たねど花暦

               寸分たがわず 季節を教え
posted by ヒロ at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 花短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花短歌

           
                水面を 漂う浮き草我もまた

             ネット漂う 浮き草なりて

       
        花びらを 散らすことなく寒椿

             ぽつんと落ちぬ いともあっさり


        初春に ひっそりと咲くロウバイは

             微かに香り ゆかしさ秘めて
  

        はかなげに 咲く花にこそ棘があり

             痛さで気づく 強き花だと


        幸せは 野の花に似てひそやかに

             皆の足元 そっと咲きたる

    
        静かなる 池にはらりと枯れ葉落ち

             水面漂う 秋の夕暮れ


        夢破れ 恋の日記を閉じるとき

             紅きもみじ葉 しおりに挟み


        春風と 共に来られしかの人よ   
       
             秋風吹きて帰られしかな
posted by ヒロ at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 花短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花言葉短歌

        触れないで 独りにしといて野のアザミ

               傷つきたくない 心を閉ざして

           (触れないで 独立 復讐)


        高ぶった 心静める 清らかな

               白きコスモス 風にそよぎて

            (乙女の純潔 真心)


        儚くも 消えゆく恋に忘れな草

               ピンクのリボン 可憐に装い

           (真実の愛 私を忘れないでね)


        れんげ草 花冠の王女さま

               戯れし日々 遠き思い出

            (心が和らぐ)


       アジサイの 色移ろうを眺めつつ

              心に浮かぶ 別れの理由

           (移り気 無情)


       情熱の 深紅のバラの棘刺さり

              ワインレッドの 血がどくどくと
 
           (情熱 愛情)
posted by ヒロ at 19:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 花短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花言葉短歌

             カスミ草 主役の薔薇に添えられて

             それでもいいの 控えめな恋

         (清い心 静心)


      淋しくて 人恋しくて野のすみれ

              薄紫の 涙がぽろり

       (謙虚 慎み深い 小さな幸せ)


      くちなしの 甘き香りに隠された

             悲しみなんて 知る由もなく

         (清潔 喜びを運ぶ)


      あの人も 私を好きと思ってた
                
             鼻っ柱に 水仙の香り

         (自惚れ 自己愛)


            沈丁花 強き香漂い吾誘う

            溺れてみたい 底なしの沼

       (栄光 喜びを下さい)


     雪の中 紅き椿の恐ろしき

            ぽつんと落ちた 首ごともぎて

      (高潔な理性 気取らぬ優美)


        ただ一度 月下美人の咲く夜に

            抱いて下さい 一夜の情け

          (儚い恋 快楽)
posted by ヒロ at 19:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 花短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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