2008年10月28日

100おやすみ

         もう少し 話したいけどおやすみと

                 告げる貴方の 家庭の事情



         会いたさを 闇の彼方に封印し

                 ひとり呟く おやすみなさい



         おやすみと 告げれぬ恋の哀しさや

                 帰る貴方を 見送る夜更け



         おやすみの 後に続ける顔文字で

                 チュッとキスする 君に癒され



         おやすみと 言わずまたねと去ってゆく

                 それでも絶てぬ 君の存在



         おやすみと 貴方の胸に顔埋め

                 髪を撫でられ 眠ってみたい



         夢の中 も一度君に会えるから

                 おやすみだって 淋しくないよ



         おやすみと 遺影に向かい呟いて

                 冷たい布団 もぐる現実

posted by ヒロ at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠blog2008投稿以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

099勇

        ようやくに 出した勇気が罪を生む

                   吾に与えよ 天罰ひとつ



        問い詰める 勇気もなくて悶々と

                   梅酒の中に 沈む蜂蜜



        いつからか 鍵の壊れた籠の中

                   飛び立つ勇気 持たないインコ



        飛び降りる 勇気も持たず屋上の

                   金網越しに 見下ろす下界



        運命に 逆らう勇気持たずして

                   君との未来 見える筈なし



        この一歩 踏み出す勇気あるならば

                   輝く未来 続くだろうか



        立たぬのか 立ち去る勇気持たぬのか

                   鍵の壊れた 鳥かごの中


 
posted by ヒロ at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠blog2008投稿以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

098地下

       コツコツと 靴音だけが鳴り響く  

              午前零時の 地下道寂し



       一筋の 望み託して通う道

              地下一階の 放射線室



 
       デパ地下で 行ってはいない旅先の

              土産を買って アリバイ作り



       地下鉄の 終電の中酔客が

              見せる醜態 退屈させず

posted by ヒロ at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠blog2008投稿以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

097訴

      訴える ことの出来ない切なさを 
 
               ため息に換え 見つめる画面



      淋しさを 涙でそっと訴える

               吾を抱き寄せ 無言の君は



      馬鹿だなと 笑う程度の訴えが

               可愛いのよね 重たくなくて



      訴えて 叶う望みでないことは

               分かっているから ひっそり胸に



      愛してと 訴えたなら罪になる

               そんな馬鹿げた 恋をしてます



      こめかみが ズキズキしては苦しめる

               訴えられぬ 想いの悲鳴



      わがままな 訴えだとは分かるけど

               クリスマスイブ ひとりにしないで
posted by ヒロ at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠blog2008投稿以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

096複

       複雑な 恋愛関係指し示す  

               相関図の中 愛憎渦巻き



       複雑に 糸引く蜘蛛の罠の中

               雁字搦めの 恋に溺れる



       複雑な 想いの中でひとつだけ

               はっきり言える 貴方への愛



       複雑に 絡んだ糸をすっぱりと

               切ったのは君 それともわたし



       複雑な 迷路の中をただひとり

               出口求めて 彷徨い歩く



       複雑に 自縛絡まり身動きが

               出来ず君へと 飛んでゆけない



       単純な ことだったのに複雑に

               したのは君の 優しさ故か
posted by ヒロ at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠blog2008投稿以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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